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Poetical Interplays
《詩的な遊び》
2022、ミクスト・メディア、さまざまな物品、
サイズ可変
インスタレーション、講座、ワークショップなど
《香り》
身近な人の醸し出す香り
慣れ親しみすぎて
その香りの記憶もなくなってきたころ
ひとりになりたい気持ちが強くなった
いつも不満な表情の自分をよく知っているから、
旅に出たい気持ちが
遠くの山の中まで届いたようだ
流れに身を任せ
何も知らずに降り立った地は
雪を纏ってそそりたつ山脈の中
地層の重なり
天候の厳しさ
この街の人たちは
物静かに
強かに暮らしている
見えない力が
この地に見知らぬ人々を導き入れる
山の天気は気まぐれというように
晴天が続けば、曇りや雨の日がやってくる
空が沈む、気持ちも沈む
ある日
薄く曇りがかった夜空の合間に
秋の満月が見え隠れする
鏡が照らす姿の後ろに
自分の影が現れる
身近な人の香りを
記憶を辿って求める
影がいる
Scuol, Switzerland, 2022/10/11

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